導入背景
在庫チェック及び請求書作成業務に
毎月月末に外注先から送られてくる資料を2〜3日以内で処理し、在庫があっているかのチェックをして、その情報を元に請求書を作成する業務がありました。単純作業でありながら、事務作業の納期が短く、かつ間違えてはいけない作業。この作業をまずはどうにか効率化してかつ正確に処理できないかと思っていました。
選んだ理由
システムの性能とサポート面
まず最初にロボット化したかった業務は、請求書作成という発行までの時間が短くかつミスが許されない業務です。そこで、得意先からの紹介でRPAの県内実績豊富なラボさんをご紹介いただきました。
RPAはいくらノンプログラミングとはいえ、導入の際には本当にうまくロボット開発できるかの不安がありました。RPA導入で失敗するよくあるパターンはロボット開発担当者がわからないところをわからないままで諦めてしまうケースだとも聞いていました。
当社も実際運用していく上で、ロボットの設定で行き詰まる場面もあります。多くのロボットは確かに簡単に設定していけますが、詳しい設定をしようとすると設定の仕方がわからない時があります。これを自社だけで行っていたら、確かにわからない箇所が1箇所でてきたら、そこで止まってしまってそれ以上前に進めずに諦めてしまうだろうなと思います。
ラボさんはわからないところを気軽に自由に聞けて、聞いたら具体的に答えてくれます。地域密着で丁寧なサポートをしていただけるので、ロボット担当者も順調にロボットの作成を進められています。
導入効果
業務の高速化・ミスゼロ
今までは、短期間で正確な事務処理が必要でした。数日で確実な事務作業をしないといけないことから、熟練した固定の担当者しか処理できない状況になっていました。また、人が行うとどうしてもヒューマンエラーが発生してしまうので、ミスのチェック、修正にも時間を要していました。現在は、その請求書発行作業を自動処理することで、ミスなく、作業自体もすぐ終わるので非常に助かっています。
今後について
各種ソフトとの連携や部門を超えた展開
一番ネックだったスピードと正確さが求められる倉庫在庫チェックと請求書の発行業務のロボット化を行いました。今後は総務を中心にロボット化できる業務を増やしていきながら、他部署や、グループ全体でも活用し、前者的な業務効率化をどんどん図っていきたいと思います。労務費が上がってきている中で、単純作業を人が行っていたらなかなかコストが合わない時代になってきました。収益を生み出さない単純作業はロボットによる自動化を行い、人は付加価値の高い業務に集中することで、生産性を高めていく必要があると感じています。